殆んど80%位は肩こり・腰痛です。それはなぜでしょう?おわかりになりますか?
私たちは、事故やケガなど急激、偶然な出来事以外は、日常の生活習慣により体に歪みを生じています。それが本来の正しい姿勢を崩し、筋肉のアンバランスを生み、いろいろな症状につながっていきます。
人間は四足の動物から立ち上がり、二足歩行の人間へと進化したことにより、以前にも増して体に歪みを生じる宿命を負いました。その一番の犠牲になったのが「骨盤」です。上半身の重みを一身に背負うばかりでなく、下半身を通して地盤からの抵抗力をも受けて、体の中心で全体を支えています。
福岡西方沖地震における玄海島の例ですが、家屋で言えば、骨盤は地盤の上の「基礎」に、腰から上の背骨は「柱」に相当します。いくら家が傾いたからといって柱だけを真っ直ぐに建て直しても、また傾きます。やはり地盤、基礎から整えないと真っ直ぐには建て直せません。
同じように、根本から体の歪みを矯正するにはやはり基礎部分である骨盤から矯正しなければなりません。骨盤の重要性がご理解いただけたと思います。
骨盤は大変強くできていて、正しい状態では約2トンの重みに耐えるそうです。ですから痛みには鈍感です。しかし、歪みは人間の平衡感覚により、骨盤から腰、腰から背中、背中から首へと移行し、最後には頭(後頭部)にまで達します。
本題に戻り、ではなぜ肩こり・腰痛が多いのでしょうか?・・・考えて見て下さい。
肩の近くには、心臓や脳など生命を維持する上で欠くことのできない大切な器官があるので、異常を知らせるセンサー(神経)が他のどこよりも敏感に作られているのです。そうでないと一大事を予防できないのです。自分の背後に人が通り抜けるのを「気配」として感じるなどはよい例です。いわゆる危険察知能力です。
歪みからくる筋肉の硬直により、心臓や脳への神経伝達の不全、血行不良が進み、運動能力の減衰、栄養不足、酸素欠乏などが生じ、生命の危機に直面します。ですから肩こりが感じやすいように作られているのです。生命のメカニズムの神秘です。
また、肩こりの状態が悪化すると、脳への血行不良により頭痛へと症状が移行します。
一方、腰には私たちが生活するうえで必要不可欠な筋肉(歩行などの筋肉)がいっぱいあります。それらが機能しなくなると、日常生活に支障をきたします。そこで「SOS」を痛みという形で私たちに伝えているのです。
痛み、シビレなどは不快な症状ですが、自覚症状のある内にしっかりと原因を取り除くことにより、根本的に改善することが大切です。そうでないと自覚症状がないということを改善されたものと判断して放置することになり、より悪い状態へと悪化の一途をたどり、あげくの果てはギックリ腰・慢性腰痛・坐骨神経痛・腰椎椎間板ヘルニア・腰椎分離すべり症・脊柱管狭窄症など重篤な症状が待ち受けています。
根本的に改善するという意味を十分にお考え下さい。